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【労災】UberEats(ウーバーイーツ)配達員パートナーの雇用形態は?配達中の事故は労災適用外?これらの疑問を解説します。

本記事では、UberEats(ウーバーイーツ)って何?という基本的な疑問から、配達パートナーの雇用形態と登録条件、配達中に事故が起きた場合の労災保険関係について解説します。

UberEatsって何?

UberEats(ウーバーイーツ)とは、注文者がアプリまたはWebで料理を注文すると、食事を提供するお店側と配達員とがマッチングし、最も効率の良い状態で注文者のもとへ料理が配達されるサービスの事をいいます。

UberEatsのメリットは?

注文者のメリット

注文者のメリットは下記の通りです。

  • 一品から注文可能
  • 玄関先・オフィスまで来てくれる

注文時の最低金額が設定されていないため、一品から注文可能です。

配達パートナーのメリット

配達パートナー(配達する人)のメリットは下記の通りです。

  • 配達先・時間を自分で調整可能
  • 週単位で報酬が受けられる
  • 原則1人なので、人間関係での苦労は少ない

配達パートナーは誰に縛られるでもないため、自由度が高いのが特徴です。

飲食店のメリット

飲食店のメリットは下記の通りです。

  • 導入費用がお値打ち
  • 注文数が増えれば売上に繋がる

店舗が忙しい場合、配達に人員を割けない事もあります。

また、デリバリー自体を導入していない店舗での導入は初期費用がかかりますが、UberEatsを利用すれば少額かつ短期間で始められます。

UberEatsのデメリットは?

当然の事ながら、それぞれにデメリットはあります。

注文者のデメリット

  • 十分な保証はない
  • 配達員次第でクオリティが左右される

店舗スタッフが配達をする場合と異なり、配達パートナー次第で安定的な配達が受けられず、配達時間が大きく左右されます。

配達パートナーのデメリット

  • 報酬に保証がない
  • 事故は自己責任
  • 天候に左右される

注文数に左右されるため、報酬が安定的とはいえません。

また、会社に所属している場合とは違い、事故等には自分で備えなければなりません。

飲食店のデメリット

  • 配達パートナー次第で注文が受けられない

悪天候の場合など、配達パートナーが少ないと配達注文を受けられない場合があります。

UberEats配達員の登録要件は?

  • 18歳以上であること
  • スマホと身分証があればOK
  • 自転車またはバイクが必要

たったこれだけです。

年齢が18歳以上なら高校生でも良く、副業での登録も可能なので、様々な人が配達パートナーとして登録しています。

配達パートナーの雇用形態は?

結論から言うと、雇用されていません

あくまでも「登録」しているだけで、雇われているわけではありません。

配達パートナーそれぞれが「個人事業主」という立場で、配達という業務を委託されています。

このため、万が一配達中に事故が生じても、労災保険制度の適用対象になりません

「特別加入」に2項目追加

しかし、UberEats等のデリバリーサービスが普及した事で、自転車配達員によるトラブル事例が増加。

適用対象外のままでは、被害者は泣き寝入りするしかありません。

そこで、2021年9月より労災保険の特別加入対象に下記の「2つの事業 または 作業」が追加されました。

  1. 原動機付自転車 又は 自転車を使用して行う貨物の運送の事業(第2種特別加入保険率:1000分の12を予定)
  2. 情報処理システムの設計等の情報処理に係る作業(第2種特別加入保険率:1000分の3を予定)

このうち1に、UberEatsの配達パートナーが該当します。

2021年9月以後、これらの事業や作業に従事する個人事業主が加入を申込み、保険料を負担する事で、必要な治療を無料で受けられる、休業時補償を受けられるようになりました。

特別加入制度って何?

労災保険とは本来、会社に勤める「労働者」のために作られた制度です。

労働者のためなので、個人事業主や起業の経営者は加入できません。

しかし、一人親方や中小企業の経営者なども通勤・業務中に怪我をしたり、病気に罹ったりする事もあるでしょう。

こうした事態に備え、通常の労災保険(一般加入)に加入できない一定の人たちのために「特別加入制度」はあります。

ここが違う2つのポイント

「一般加入」と「特別加入」のほとんどの違いは、些細なものです。

しかし、絶対的な違いが2つあります。

  1. 特別加入は加入が任意
  2. 特別加入は給付基礎額を自分で設定できる

会社員等は自動的に労災保険に加入する事になりますが、特別加入の場合は「任意」です。

そのため、「加入しない」という選択肢もとれます。

しかし、建設業の場合は労災保険 または 労災保険に相当する保険に加入していなければ、現場に入れないケースもあります。

UberEatsの配達パートナーの場合、保険加入は登録要件となっていませんが、ご自身の事も考えて何らかの備えは検討する必要がありそうです。

また、給付基礎日額の設定が自分ででき、設定額により補償内容が変わります。

内容と金額を総合的に見て、身の丈に合った設定する事が求められます。

まとめ

本記事では、UberEats配達パートナーの雇用形態や登録条件、配達中の事故に係る労災保険の適用関係について解説しました。

長くなったので、簡単におさらいしておきましょう。

配達パートナーは雇用されておらず、登録条件は下記の通りでしたね。

  • 18歳以上であること
  • スマホと身分証があればOK
  • 自転車またはバイクが必要

また、配達中の事故への備えに、通常の労災保険は適用外ですが、2021年9月以後は労災保険への「特別加入」が可能となりました。

一般加入と特別加入の大きな違いは2つでした。

  1. 特別加入は加入が任意
  2. 特別加入は給付基礎額を自分で設定できる

街中でUberEatsの配達パートナーを見かける機会が増えました。

彼らを見て素朴な疑問を抱いた方にとって、本記事が答えとなれば幸いです。

この記事を書いたのは

ヲタク行政書士®榊原沙奈です。

カテゴリー: コラム運送業飲食業


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榊原沙奈
(さかきばら さな)
ヲタク行政書士®
やぎ座のO型、平成弐年式
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