
本記事では、音信不通になっている相続人がいる場合の調査方法を解説します。
相続人の連絡先はどうやって調べる?
一般的に、下記の方法が考えられます。
1.遺言書などの確認 2.戸籍、住民票の取得 3.専門家への相談・依頼 4.インターネットを利用 |
遺言書などの確認
法的に有効な遺言書があれば、相続人全員に協力を仰ぐ必要なく手続を進めることができます。
しかし、無効な部分があったり、記載漏れのある財産が見つかった場合、相続人全員の同意を要します。
遺言書自体に相続人の情報や連絡先の記載がないか、自宅に遺された書類から手がかりを探ることが考えられます。
戸籍、住民票の取得
相続人の住所を調べる方法として、「戸籍の附票」取得が考えられます。
附票に記載された宛先へ書類を送る、または実際に赴き、相続手続への協力を仰ぐ方法です。
戸籍の附票とは?
戸籍の附票は、本籍地の市区町村役所に保管される住所を記載した書類です。
戸籍謄本に記載されるのは「本籍地」で、現住所を知ることができません。
ですから、戸籍謄本とは別に附票を取得することが考えられます。
専門家への相談・依頼
相続手続を取り扱う専門家に相談、依頼することで特定する方法です。
ここでの専門家は、弁護士、司法書士、行政書士などですが、「相続専門」と表示しているところがオススメです。
インターネットの活用
相続人がSNSなどを活用している場合、こちらでコンタクトをとる事も考えられます。
反対に、相続人を探している旨の投稿を拡散してもらう方法も考えられますが、様々なリスクが伴うため注意が必要です。
まとめ
本記事では、音信不通となっている相続人がいる場合の調査方法について解説しました。
当事務所では、連絡先がわからない相続人がいる場合の相続手続もお手伝いすることができます。
困ったときは、気軽にご相談くださいね。
この記事を書いたのは
ヲタク行政書士®榊原沙奈です。