
相手を怒らせるつもりはないのに、結果的に怒らせ、嫌ぁ~な気持ちになったことはありませんか。
今回は、人はなぜ怒るのかを考え、自分が嫌な思いをしないための方法を考えてみましょう。
人はなぜ、怒るのか
怒りは、人間が持っている感情の1つです。
生まれて1度も怒ったことがない人はほとんどいないと思います。
結論からいうと、怒りは自己防衛の手段です。
自分が怒りを感じた場面を思い出してみて下さい。
必ず、怒りの前にも感情があるはずです。
具体的には、思い描いた通りの現実を達成できなかった落胆、見えない何かに対する不安・恐怖などが挙げられます。
相手の不安は何なのか
他人を怒らせないためには、相手の感情を注意深く探ることが不可欠です。
1人として同じ人間がいないこの世界において、全ての人を類型化するのは厳しいものの、怒りやすさという前提では次のような傾向が見られます。
(2)好き嫌いが先行する
(3)”ため”が長い
(1)完璧主義
こだわりが強いと、自分の思い描くシナリオからズレた物事に対し、憤ります。
傍から見ると大変迷惑な類型ですが、逆に言えば、相手の要望をしっかり把握・理解する事で回避できる場面も多いです。
(2)好き嫌いが先行する
対象の物事そのものではなく、自身の感情を優先する場合、同じ物事でも関わる人によって結論が変わることがあります。
自分が嫌われてしまうとどうしようもなく、途方に暮れることもあるでしょうが、周りとの連携を強化するチャンスでもあります。
(3)”ため”が長い
心配性で、神経質な人は、多くの人が気にならない部分で小さなフラストレーションを溜め続けており、ふとした瞬間に爆発することがあります。
怒った瞬間に対峙していた物事は「きっかけ」でしかないため、目先の事案解決より、日々のストレスを軽減させることに注力するのが効果的です。
「べき論」が多いほど辛い
「○○すべき」などの「べき論」を用いる人には要注意です。
口に出している人は勿論ですが、この持論を持っている人は、些細なことで怒り出すことも多いモノ。
彼らが憤怒している理由は、自分が抱く「当然」を裏切られた事による喪失感です。
例えば、ストイックな相手にジャンクフードを薦めたり、良かれと思って休息を薦めた場合、「こんなもの食べないわ!」「余計なお世話よ!」等と叱られることがあります(実体験です😭)。
相手にとってジャンクフードは”敵”であり、休息をとるタイミングではなかったのでしょう。
こんな風に、相手が怒る場面の前後を考えることで、相手の持っている「べき」を知る事ができます。
あなた自身も「~べき」と考えている物事があるかもしれませんね。
本人は当然と考えているその物事が、自身にとって少なからず制約をかけてしまい、知らず知らずフラストレーションをためていることになります。
このような人とうまく付き合うには、様子を見ること、余計なことをしないこと。この2つに尽きます。
まとめ
「弱い犬ほど良く吠える」という言葉があるように、しょっちゅう怒っている人は不安感が強く、心配性・神経質な場合が多いです。
裏を返せば、それだけ責任感が強く、生真面目な性格とも言えますが、これに振り回される方はたまったもんじゃないんですよねぇ。
とはいえ、ある程度相手の性質を知る事で避けられる場面もあります。
うまく相手を理解し、自己防衛の手段を養っていきましょう。
この記事を書いた人は
ヲタク行政書士®榊原沙奈です。