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スマホ1つで通報される夏|海・プールで“知らずに犯罪者”になる瞬間

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 「スマホで撮影していただけ」
 「ちょっと声をかけただけ」

 しかし、それが原因で通報され、訴えられる人がいます。

 夏のプールや海では、自分は普通にしていたつもりでも1歩間違えると法的トラブルになりかねません。

 本記事では、YouTubeでご紹介した内容をベースに、実際に起きた事例や判例、対処法を含めて掘り下げていきます。

第1章 スマホ撮影がトラブルになる3つの理由

 「盗撮?いや、家族を撮っていただけなんですけど…」

 こう主張するも、警察に通報されてしまうケースがあります。

 夏のレジャー施設では、水着、素肌、混雑、開放感という誤解されやすい条件がすべてそろっており、その場でスマホを構えるだけで、周囲に警戒心や不快感を与える可能性があります。

そして、たとえ実際にとうさつしていないとしても、通報された時点から事件となり得るのです。

1.誤解される「アウトライン」

  • スマホを向けられた側が「盗撮された」と通報
  • 映っていないことを証明できるまで疑いは晴れない
  • 迷惑防止条例や軽犯罪法は、撮影の意図ではなく行為の外形で適用の判断がなされる

 つまり、本人が「撮っていない」と主張するだけでは足りません。

2.SNS投稿でトラブルに発展するリスク

 家族で撮った写真をSNSに投稿したら、「うちの子が写っているので削除してください💢」とDMが届いた

 特に、お子さんの映り込みは肖像権・プライバシー権の観点から強い反発心を生むことがあります。

 相手の承諾がないまま公開してしまうと、民事上の削除請求の他、場合によっては損害賠償責任を負わなければならない可能性もあるのです。

 また、あなたのアカウントが「鍵付き」であったとしても、SNSにアップした時点で私的利用の範囲を超えると判断されることもあります。

3.「私的利用は自由」は誤解

 「自分のクラウドに保存しているだけだよ?何が悪いの?」

 このようなお声をいただくことがありますが、大きな誤解です。

 私的利用とは、個人的な趣味や娯楽等のために利用すること、また、家族や親しい友人数人程度といった個人的な結合関係が強固な関係性の中での利用を指します。

 そのうえで認められるのはコピーのみで、ネットへの投稿には相手の許諾が必要な場合があります。

相手が明確にNOと言わないからといって、OKとはならない点に注意しましょう。

第1章まとめ:あなたが無意識の加害者にならないように

  • 撮影前は、周囲の視線と空気を確認する
  • SNSやブログに載せる前に、映り込みや関係者からの許諾を確認
  • 少しでも不安がある場合は投稿しないのもマナー

第2章 連れのほうが危ない?ナンパより怖いレジャー同行者

 「ナンパ師がうざかった」

 こうした声に対し、

 「連れが豹変した」

のほうが恐ろしいと感じたことはありませんか。

 夏のレジャーでは、ナンパのほか、執拗な声掛けによるトラブルが生じやすいのですが、連れからの加害や圧力が深刻化するケースも見られます。

マッチングアプリで知り合った相手と海へ

 SNSやマッチングアプリの普及により、関係が浅い相手と海やプールへ出かけるケースが増えています。

 しかし、関係や信頼関係が築けていない状態にもかかわらず、視覚的に無防備な格好でともに時間を過ごすのは、冷静に考えて危険です。

 しかも、「連れ」という関係のせいで拒絶しづらい空気も生まれやすくなります。

  • スマホで無断撮影された
  • ボディタッチが増えた
  • 飲み物を買っている間に持ち物を触られた など

 本人が身の危険を感じた時点で、既に黄色信号です。

親しい関係こそ訴えづらい構造に注意

 連れからの加害は、「同意があったんでしょ?」「そのつもりで来たんでしょ?」等と周囲や加害者から誤解されやすく、立証が難しい場合があります。

 これらは性的同意に関する日本国内の議論でも根深い問題であり、拒否の明確性が軽視され、「不快だった」だけで裁きづらいのも事実です。

ナンパ被害への対処より難しい連れトラブルへの対策

 ナンパの場合、物理的に距離をはかることで逃げられることが多い一方で、連れが相手だと逃げづらいこともあります。その場合、以下を心得ましょう。

  • 2人きりになるのを避ける
  • 違和感を覚えたら距離をとる
  • 「大丈夫?」と声をかけてくれる友人をつくっておく
  • 管理者や施設スタッフに相談する

第2章まとめ:嫌な予感はあなたの自己防衛センサーです

 「過保護すぎるかな」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、少しでも「怖い」と感じたのならそれは正しいです。

 トラブルの芽はいつも、小さな違和感の中にあります。

 だからこそ、ご自身の直感を信じ、安全な側に倒す判断をしていただきたいと思います。

第3章 場所取り・テントが違法となる場合

 「朝5時から場所取りしたんだから、うちらの場所っしょ」

 そう言いたくなる気持ちはわかりますが、法的にも安全面でもグレーゾーンに片足を突っ込んでいる可能性があります。

公共スペースの専有リスク

 夏の海水浴場やレジャー施設において、テントやシートによる場所取りは日常茶飯事です。

 しかし、「誰もいない早朝に設営すればOK」というルールが通用するところばかりではありません。

  • 施設によっては無断選挙=営業妨害や利用規約違反となる可能性
  • 固定用のペグを打ち込み、器物損壊に問われる可能性
  • 管理者側が通報・撤去・損害賠償請求を行うことも

 要するに、人がいないからOKということではなく、その空間の所有者・管理者が誰なのかを冷静に見極めなければなりません。

そもそも、ふつうに危ないケースも

 特に注意したいのは、管理の行き届いていない海岸や非公式な遊泳エリアです。

  • ペグや杭が他の利用者の足に刺さる
  • 強風でテントが飛び、他人を直撃して怪我を負わせる
  • 日陰に人が密集し、熱中症や転倒事故が起きやすくなる

 これらは法律以前の問題で、ふつうに危ないので止めましょう。

 誰かがケガを負う場合や、火事等の場合に避難の妨げとなりますと、刑事・民事の両面で責任を問われることがあります。

許される場所取りとは

 とはいえ、場所取りが全面的に禁止されているわけではありません。以下のように、常識的な使い方が前提の場合には許可されることがあります。

  • 施設のルールや案内に従っていること
  • 長時間放置しないこと
  • 他人の導線や視界を妨げないこと

第3章まとめ:早い者勝ちではない

 「朝一で並んだのに文句を言われた」―このような身勝手な思考・行動を正義と誤信した場合、周囲と摩擦が生じる可能性が高まります。

 ご自身の都合のみで「正しい」と決めつけるのではなく、その場の空気やルール、安全を考えることで、結果的にご自身の身を守ることにつながるのです。

第4章 無断駐車・車上荒らしはやった側の人生が詰む

 「ちょっとくらい大丈夫」

 このように軽い気持ちで行ったことが、後にあなたの人生に重くのしかかることがあります。

 夏のレジャー地では、駐車場周辺におけるトラブルが非常に多く報告されています。

1.無断駐車≠不法占拠・不法侵入

  • 海沿いの空き地や民家前、商業施設の空きスペースに無断で停める
  • 利用者が戻ったときには既に逃げている
  • しかし、監視カメラやドラレコ、目撃者の証言から後日特定される例が増加中

 上記に該当する場合、不法侵入罪(刑法第130条)や損害賠償請求の対象となる可能性があります。

2.車上荒らし・置き引き≠窃盗・器物損壊

  • 車内に置いたバッグ・財布・スマホが狙われる
  • 換気のために窓を少し開けておいたら、そこから侵入された
  • ドアを傷つけこじ開ける悪質な犯行も存在

 当然のことですが、これらは刑法の対象となります。

 仮に防犯カメラやドラレコが作動しなかった場合には、所有者の怒りの矛先は管理者や施設だけでなく、SNSへと向かう可能性があります。

3.接触事故の放置≠ひき逃げ扱いとなるリスクも

  • 狭い駐車場でぶつけたが、「少しだから」とその場を立ち去る
  • ドアパンチ、バンパーの擦り後などを残しておきながら無視
  • 後日、ドラレコ等から特定➤修理代+慰謝料+信用失墜コンボ

 悪質性が認められた場合、過失運転致傷罪・報告義務違反等に該当する可能性があります。

被害者の感情を甘く見ないこと

 人によりますが、愛車は命の次に大切な資産です。

 それを一方的に汚され、壊され、奪われた場合、怒りや悲しみを通り越し、一生恨まれることも十分あり得ます。

  • SNSで公開処刑
  • 実名の拡散
  • 法的にシバかれる 
  • 二度と関係が修復できなくなる など

 上位はいずれも、「ばれなければOK」で済ませた人が引受けなければならない可能性のある代償です。

第4章まとめ:「ちょっとだから」が1番高くつく

 注意一瞬、怪我一生。ほんの一瞬の決断が人生全体を揺るがす可能性があります。

 ルールやモラルは、あなたの人生・未来を守るものでもあることを覚えておいてください。

 「停める場所がなかった」「急いでいた」は、理由になりません。

まとめ:軽い気持ちが地雷になる夏

 夏のレジャーは、本来楽しいものです。

 しかし、その楽しさに浮かれてうっかり誰かを傷つけると一生かけて償わなければならないこともあります。

 特に、海やプール等の開放的な空間では、周囲の目や距離感、感覚が平常時より緩みます。

  • スマホを操作していただけなのに盗撮と誤解される
  • SNSへの投稿が権利侵害へと発展する
  • 連れとの接触がトラウマ級の被害を生む
  • 場所取り、駐車、撮影…すべてが「グレー」の上に立っている

 このような場でのトラブルを避けるには、法的な知識だけでなく、相続力と距離感が問われます。

本記事を読んでくださったあなたへ

 本記事は、YouTubeで公開中の「夏のレジャーとトラブル」を掘り下げ、補足する形でお届けしました。

📌YouTube本編はこちら →※後日公開予定です
📌ショート動画では「その瞬間、人生が変わるかもしれない話」も随時更新中です。

 また、YouTubeメンバーシップでは、愛玩動物看護師学科進学までの過程をお届けしております。

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カテゴリー: コラム


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榊原沙奈
(さかきばら さな)
ヲタク行政書士®
やぎ座のO型、平成弐年式
法人設立、事業承継が得意
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