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資格に逃げた人の末路|30〜40代が後悔しない「選択」のためのリアルな判断軸

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なんか資格でもとったほうがいいのかな

 そんなふうに考え、スマホで検索していませんか?

「行政書士 主婦 独立」
「医療系 資格 需要」
「40代 やり直し 仕事」

 無意識に何度も開いてしまう資格スクールの広告ページ。
(気づけば、資料請求ボタンに指がかかっている。)

 しかしその選択、本当に”未来のため”だと言い切れますか。

 30代、40代。家庭もある。仕事もある。でも満たされない。

 日々をこなすだけで精一杯で、「このままでいいのか」と夜中にこっそり泣いたことがある。

 そんなあたなにこそ、問いたいのです。

その資格、「やりたい」のではなく、今のしんどさから逃げる口実ではありませんか?

 合格したけど働けない
 学費だけが消えていく
 家族との関係がぎくしゃく
 なんのために頑張ったのかわからなくなる

 資格に逃げた人の末路は、静かに、でも確かに人生を崩していくものです。

 この記事では、そんな”よくある失敗パターン”と、それでも公開しない選択をするために必要な具体的な視点を共有します。

あなたの選択が”逃げ”でなく”武器”になるよう、その第一歩をここから一緒に考えていきましょう。

第1章|なぜ「資格に逃げた人」は失敗するのか?──よくある5つの落とし穴

❶ 目的のない資格取得は、ただの現実逃避

とりあえず、何か資格でも取れば…

 その”とりあえず”こそ、キャリア迷子を深刻化させる原因です。

 資格はあくまで「手段」のはず。

 けれど、目的が曖昧なまま動き出すと、資格取得そのものがゴールとなります。

宅建試験に合格しました!

行政書士の勉強をはじめました!

 で、その先は?

 資格は、あなたの人生を動かす鍵にはなっても、ドアそのものにはなりません。

 ドアを開く力がない限り、ただ鍵を持って立ち尽くすしかありません。

❷ 資格=仕事になるという誤解

 よく見られるのが、「資格をとれば仕事に繋がる」幻想。しかし、現実は―

  • 未経験OKの求人がほとんどない
  • 実務経験ゼロだと書類審査で落ちる
  • 開業しても営業・集客力なしでは食べていけない

 たとえば、行政書士やFP等の資格は、名称こそ有名ですが資格者が飽和しています。

 取得しただけで食べていける資格など、正直、ほとんど存在しません。

❸ 見えていない「時間・お金・人間関係」のコスト

 資格勉強には、思った以上に時間とお金がかかります。それだけならまだしも―

  • 家族の理解が得られない
  • 子どもとの時間が減り、自己嫌悪
  • 収入を減らし、講座代を捻出

 資格を取れば「手に職」の夢に至る前に、手元の安定が崩れるリスクがあります。

 特に、子育て・家事・仕事の板挟み世代にとって、これらは致命傷になりかねません。

❹「自分が何をしたいか」を説明できない

 資格を取る理由を聞かれた際、あなたはすぐに答えられますか。

  • なんとなく将来に役立ちそう
  • 働き口が広がるかも
  • 人に胸を張れるかも

 これらはすべて希望ですが、輪郭は曖昧です。

 現実の壁にぶつかったとき、これら薄い動機だけで前に進めるでしょうか。

資格に逃げた人達の多くが挫折するのは、「芯がなかった」からです。

❺ 情報収集不足による“ミスマッチ地獄”

 SNSやインターネットでは、「この資格で人生変わった!」という投稿が見受けられます。

 こうした投稿に”自分もできそう”だと感じる人もいるのではないでしょうか。

 しかしそれ、情報と現実との温度差をまったく考慮されていませんよね?

  • 投稿者は別業界経験者だった
  • 家族や経済的なサポートが手厚かった
  • 発信力や副業スキルが段違いだった

 同じ資格を取っても、土台が違えば結果もまったく異なります。

 これを考慮せず、誤った相手と比較してしまうと落胆は大きくなり、最悪の場合、再起不能に陥ります。

💬まとめ:資格は「武器」になりうる。でも、逃げ道にした瞬間に“錆びる”

「資格をとれば、何かが変わる」

 その気持ちは痛いほどわかりますが、あなたが欲しいのは資格ではなく、人生を変える選択ではありませんか。

 だとすれば、はじめに向き合うべきは「なぜ、それをいま選ぶのか」という自分への問いです。

第2章|進学も転職も、甘くない──それでも動きたいあなたへ

 資格に逃げたくなる方の背景には、今の仕事や生活への限界と、他に道がないという閉塞感があります。

 そんなときに浮かびやすいのが「転職」と「進学」。

 しかし、これらもまた、理想と現実とのギャップが激しい選択肢です。

▶ 選択肢①:転職──“年齢の壁”は、思ってるより分厚い

 30~40代、特に後半に差し掛かるにつれ、未経験での転職は格段にハードルがあがります。

  • 年齢=即戦力と見なされる
    →OJTや手厚い研修を受けられない
  • 給与が大幅に下がる
    →経験値が活かせないと20代と同じラインで競うことに
  • 応募先の選択肢が狭い
    →やりたい<やれそうな仕事を選ぶことになる

 結果、「やりたい」ではなく「やれる」転職先で違和感と疲弊に直面することになります。

 そして数か月後、「やっぱり向いていないかも」と再び転職・退職を考える負のループへ。(※実際に多い事例です)

▶ 選択肢②:進学──理想はあっても「現実」が重すぎる

 大人の進学は、ロマンだけで乗り越えられるものではありません。直面するのは、以下の三重苦です。

① 時間が足りない

  • 家事、育児、仕事で1日が既にパツパツ
  • 通学、レポート、試験の準備、いつやるの?

 睡眠時間を削る選択肢もありますが、たいてい数か月で破綻します。

② お金が足りない

  • 学費に年間数十万円~100万円以上
  • 通信・夜間姓でも教材費、交通費がかかる
  • フルタイムからパートに切り替え、収入が減少

 ローンや奨学金に頼ると、卒業後の返済ストレスまで背負うことに。

③ 理解が得られない

  • 配偶者「今更?」「家のことはどうするの?」
  • 親「そんなことより子どものことを考えなさい」
  • 職場「また急に辞めるんじゃないの?」

 周囲の理解を得られぬまま突っ走ると、孤立と自己否定が待っています。

▶ 共通する落とし穴:「目的がないと、すべてが崩れる」

 転職も進学も、動き出す前後は非常に前向きな選択に見えます。

 けれど、その内実に「なぜ、それを選ぶのか」という中枢がなければ、結末はこうなります。

  • 転職が「やりたいこと」ではなく「条件」での選択となり、再離職
  • 進学しても卒業後の就職先がなく、ただの学歴ホルダーに

 ここでの問題は選択肢ではなく、その選択に載るべき意味があるか?が全てです。

第3章|「逃げ」ではなく「選択」に変える4つの視点

 転職、進学、資格取得―どれも前向きな選択に見えるものの、その動機が「現実逃避」の場合、必ずどこかで破綻します。

 では、どうすれば「逃げ」でなく「選択」になるのでしょうか。その答えは、行動の前に「設計」があるかどうかです。

 以下、4つの視点をご自身に問いかけてみてください。

✅ 視点①:「なぜ今、それを選ぶのか」が言語化できているか?

 選択に納得感がある人は、必ず、自分が選ぶ理由を言語化できます。

  • 今の職場でこういう課題を抱えている
  • 将来、こういう働き方を実現したい
  • だから、この選択が必要である

 上記ほど明確に言えますか。

「なんとなく不安だから」とか、「○○さんにオススメされたから」では、残念ながら途中で心が折れます。

 選んだ理由を第三者に語れる粒度までクリアにしましょう。

✅ 視点②:「今までのキャリアと繋がっているか?」

 完全にゼロベースから挑戦するのは、想像以上に摩耗します。

 だからこそ必要なのが、キャリアの地続き感です。

  • 事務経験×行政書士
  • 接客経験×愛玩動物看護師
  • 育児経験×保険・心理支援 など

 今までの人生で培ったものを、どう素材として再活用していけるか。

 まったく異なる道を歩くより、これまでの延長線上でレベルチェンジできる発想が重要です。

✅ 視点③:時間・お金・協力体制、ちゃんと算段ついてる?

 思いつきで飛び込む人も多いですが、感情だけで動くとこうなります。

  • 学費が続かず中退
  • 家族とギクシャクして孤立
  • 生活が立ちゆかず、元の職場に逆戻り

 その資格代、本当に払えますか?
 学習時間、確保できますか?
 家族は協力してくれますか?

「なんとかなる」では、ほとんど「何ともならない」と考えておくのが適切です。

✅ 視点④:その先の景色が具体的に描けているか?

  • 資格取得後、どんな働き方をするか
  • 1日何時間働き、どんな人と関わり、どんな生活になるか
  • 収入は?支出は?満足度は?

 たとえば、「愛玩動物看護師になりたい」と考えた場合。

 どんな施設で働き、夜勤はするか、通勤距離はどの程度まで許容できるか、といった具体性を持てているのが理想です。

 ”好き”や”憧れ”で止まる選択肢では、現実に勝てることはありません。

 きちんと「地に足の着いた未来像」が描けて初めて、その選択が持続可能なものとなります。

💬まとめ:冷静さは、情熱を殺さない。むしろ、守る

 資格、転職、進学。いずれも自分を変える一手となり得ますが、準備も計画もなく飛び込むのは、逃げどころか「暴走」です。

 それでも「やる」と決められたなら、それはもう立派な選択だと思います。

第4章|私はなぜ、「資格に逃げず」進学を選んだのか

 正直に言いますと、私自身、何度か資格に逃げたくなったことがあります。

 仕事が行き詰まったとき。
 人間関係に疲れ、何もかも投げ出したくなったとき。

 将来が見えず、「自分はこのまま何もできないのか」と思ったとき。

 その度に頭に浮かんだが、資格でした。

 けれど、そう思った自分に問いかけました。

「それは本当にやりたいことか」
「誰に認められたいんだよ」
「現実から目を背けたいだけではないか」

 その答えに1つでも「YES」が混じるとき、私はその選択を破り捨てました。

🕊 それでも、私は「動物の世界に行こう」と決めた

 私は現在、愛玩動物看護師学科への進学を目指しています。

 きっかけは、大切なペットの病気と死でした。

 声を上げることもできぬまま、ただ痛々しく腫れ上がった患部を見て、私は思いました。

なぜ、自分はこんなに無力なのか

 そのとき、自分の中に芽生えたのは、「誰かを支えるにはまず、命を支えられる人でなければならない」という想いでした。

 だから私は、「愛玩動物看護師」という道を選びました。

 単に「かわいいから」とか「動物が好きだから」ではなく、生きることに向き合う覚悟を、ようやく持てたからです。

🕊 行政書士の肩書きを、手放さなかった理由

 動物医療を学びますが、私は行政書士資格も維持します。

 それは、「法」と「命」を繋げる仕事が、今後絶対に必要になると感じているからです。

  • 動物医療の契約トラブル
  • ペットの終末期ケアにまつわる意思決定支援
  • 飼い主の高齢化とペットの法的保護

 これらはすべて、医療の知識と法的理解の双方が求められる領域です。

 どちらか一方では届かぬ声があります。

 だから私は、両方を武器にすることを選びました。

🕊 それでも、現実は甘くない

 学費は重いし、年齢的にも決して若くありません。

 時間は足りず、既に自己嫌悪に陥る日もあります。

「この道を選んで本当に良かったか」
「選ばないほうが楽だったのでは」

 などと揺れる夜もありました。

 それでも私は、胸を張って言えます。

これは逃げではなく、私自身が自分の人生に意味を取り戻すために選んだ道です。

「資格は逃げ」だと言い切るのは、私が何度もその誘惑に勝てなかった過去があるからです。

 そしていま、ようやくそれを”選択”に変えられました。

 資格に逃げない。けれど、資格の力は信じています。

 そんな矛盾とともに、一歩ずつ進んでいます。

その資格、本当に“あなたの人生”と地続きですか?

資格をとれば、人生変わるかもしれない

手に職さえあれば、安心できるかもしれない

 そう思うお気持ちは痛いほどわかりますが、資格は魔法ではありません。

 取った瞬間に”答え”が手に入るわけではなく、それをどう使うかを問い続けるスタートラインなのです。

 ここまでお読みくださったあなたに、改めて問います。

▷ その資格、本当に“あなたの人生”と地続きですか?

  • これまでの経験と繋がりはありますか
  • やりたいことに向かっていますか
  • 続けられる算段はついていますか
  • その先にいる自分はどうですか

 仮に、「うまく答えられない」と思ったなら、一度、立ち止まりましょう。

 立ち止まることは”逃げ”ではありません。

 きちんと向き合おうとするあなたの勇気です。

 私もまだ道半ばです。

 けれど、「逃げで始めたわけではない」と胸を張れる今の選択を、ようやく誇れるようになってきました。

 あなたの選択は、誰かの”正解”でなくていい。自分の人生にきちんと納得できる選び方をしてください


 さらに踏み込んだ話は、noteメンバーシップにて限定公開しています。

 進学までの葛藤、実際にかかる費用、周囲との衝突まで全てです。

 SNSやYouTubeでは出せないリアルな部分=裏側を正直に綴っています。

 ただの情報提供ではありません。

 これらは、「頑張ると言いながら動けない自分」と向き合いたい人に向けたエールです。

 共感だけで満足するのは辞めませんか。

「あの人すごいな」より、「自分もここから変わる」と決めませんか。

 私は、全てを乗り越えたわけではありません。

 けれど、逃げずに選んだ道を今も歩いています。

 その道をすこし先行く私と並走してくれる人。そんな人をメンバーシップで待っています。

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カテゴリー: コラム


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榊原沙奈
(さかきばら さな)
ヲタク行政書士®
やぎ座のO型、平成弐年式
法人設立、事業承継が得意
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