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行政書士法が改正|「資格さえあれば」はもう通用しない時代へ

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 子どもの教育費、住宅ローン、老後資金。

 気づけば、自分の人生より家族のために計算ばかりしていませんか。

今さら転職も企業もリスキーだし…

資格くらいは取っておきたいなぁ

 そのお気持ち、よくわかります。

 しかし、ちょっと待ってください。

 令和7年5月、行政書士法が改正されました。

 そして、この改正はこれから資格を取ろうとしているあなたに直撃します。

 なぜなら、これからの行政書士資格は「肩書」ではなく、「使い方」で評価される時代に突入したから。

 資格を取れば安心。
 手に職があれば老後は安泰。

 そんな昭和的価値観が、今回の改正で見事に粉砕されました。

「勉強すれば何とかなる。」

 そう信じている人こそ、取り返しのつかない未来に進んでいるかもしれません。

 この記事では、人生の仕切り直しとして資格取得を考えて居るあなたにこそ読んでほしい内容です。

第1章|行政書士法の改正で“資格の意味”が変わった

 「行政書士法が改正されました」と言われても、正直ピンと来ない人がほとんどだと思います。

 しかし、今回の改正では、条文を追うだけでは見えない“地殻変動”が、5つ、確実に起きています。

 そしてそれは、資格の価値そのものを「持っているかどうか」から「使いこなせるかどうか」に塗り替える内容でした。

✅ ①「使命」が明文化された=“誰のために働くか”を国が決めた

改正法第1条では、このように書かれています。

「行政書士は、行政手続の円滑な実施に寄与し、国民の利便と権利利益の実現に資することを使命とする」

何気なく見えるかもしれませんが、「この資格で、誰の役に立てるか」を明確に定義したものです。

つまり、これまでは「なんとなく取っておけば食えるかも」で済んだところ、これからは、“他人の権利を実現できる人材”でなければ意味をなさないのです。

✅ ②「IT対応」が“努力義務”として追加=できない人は脱落する構造

新しく追加された条文では、こう明記されました。

「デジタル社会の進展を踏まえ、情報通信技術の活用に努めなければならない」

“努力義務”とみると軽んじる方もいらっしゃいますが、今後はできる人前提で回り始める可能性があります。

「Zoom使えません」
「PDF編集よくわかりません」

こうした言い訳は、もう通用しなくなります。

逆に言えば、「使える」だけで仕事の土俵に立てる時代になります。

✅ ③ 特定行政書士の権限が拡大=“持ってて当然”な未来へ

今回の改正で、特定行政書士が扱える書類の範囲が広がりました。

「作成した書類」→「作成できる書類」へ

つまり、特定行政書士の肩書が、“あれば便利”から“なければ不利”に変わったということ。

今はまだ任意かもしれませんが、この先、取っていない人ことで「仕事の幅が狭い人」と見なされる構造になっていくのは、目に見えています。

✅ ④ 副業・片手間参入が不可能に近づいた

改正では、無資格者による有償業務への制限が強化されました。

法人や従業員に対しても“両罰規定”が適用されるようになります。

つまり、「本業を抱えつつ、片手間で行政書士もやってみようかな」と軽い気持ちで参入する人に赤信号が点ったということです。

✅ ⑤ 施行は令和8年1月だけど、もう始まっている

「来年の話でしょ?」と思ったあなた。出遅れている可能性があります。

特定行政書士の研修、実務経験の積み方、ITスキルの底上げ。

既に準備を始めている人が、生き残る構造がすでに動き出しています。

第2章|なぜ“これから目指す人”にこそ、この改正は重くのしかかるのか

正直、今回の法改正のニュースを見て、すでに登録している行政書士の人たちはこう思ったはずです。

「まあ、やること増えるけど、別にそんな大きな話じゃないよね」
「ITね〜…まあ若い人が得意だし、俺らは様子見で」

そう。現役は“適応”で済むのです。

ところが、これから参入しようとしているあなたにとっては、「そもそも、その土俵に立てるか」のハードルが上がりました。

✅ 「使命」が明文化された=「この資格で何を叶えたいか」が問われる時代へ

これまでは、「行政書士って書類を代行する仕事でしょ?」で通用しました。

けれど、今後はいかがでしょうか。

あなたが扱うのは、「紙」ではなく「人の権利」になります。

単に書類を整えるだけでなく、“誰の、どんな課題”を解決できる人なのかが問われる。

つまり、「とりあえず手に職」ではもう意味をなしません。

「書類が好きだから」
「パソコン得意だし」

そんな動機だけで戦うのは厳しい時代なのです。

✅ IT対応が努力義務に=“スキル”ではなく“選抜基準”に変わった

以前なら、「苦手だけど何とか頑張ります」でよかったかもしれません。

しかし、これからは、最初からできる人しか選ばれない構造になっていくでしょう。

例えば、

  • Zoom面談で信頼を築けるか
  • 電子申請・マイナポータル・電子証明への理解があるか
  • クラウド型管理ツールを使いこなせるか

これらはもう、“努力の余地”ではなく“前提条件”。

そして恐ろしいのは、試験勉強では身につかないスキルばかりだということです。

✅ 特定行政書士=合格後に“考えること”ではもう手遅れ

特定行政書士という言葉を、合格してから調べようとしていませんか?

もしそうなら、もうその時点で後手に回ってます。

なぜなら、これからの行政書士像は、「登録した人」ではなく、「使える人・代理できる人」に変わっていくから。

今、目指している資格は、スタート地点じゃなくて、“通過点”になるという前提を持っていないと危ない。

✅ 資格を取れば人生が変わる——という“幻想”が剥がれ落ちる

「資格さえ取れれば、何とかなる」

そう信じてここまで検索してきたあなたにとって、この法改正は、もしかするとショックかもしれません。

でも、“合格後にやるべきこと”の量と難易度が、飛躍的に増えたのは事実です。

今後の行政書士試験は、「勉強ができるか」ではなく、「使いこなす気があるか」が本質になります。

だからこそ、“受かるかどうか”より、“受かったあとにどう動けるか”が問われているんです。

第3章|“今からでも勝てる人”の条件とは?

今から行政書士を目指すのって、無謀なの?

もう手遅れでは…

 こんな風に思ったあなた。その答えは、NOです。

 ただし、かつてのように「受かりさえすれば、何とかなる」時代ではありません。

 “正しい準備をしてきた人だけが、きちんと報われる”

 そんなフェーズに入っただけです。

 では、どんな人ならこの波に乗れるのか?

 行政書士法の改正を味方にできる“勝ち組の条件”は、以下の3つです。

✅ ① 書類作成ではなく「問題解決」にフォーカスできる人

今回の法改正で定義された行政書士の使命は、「国民の利便と権利利益の実現に資すること」。

つまり、「申請書を作ってあげる人」ではなく、「依頼者の悩みを解決するために、行政手続きを使いこなせる人」が求められます。

これは、“書く力”ではなく、“考える力・聴く力”の時代が来たということ。

正直、行政書士の書類はテンプレが多いです。

けれど、そこに至るまでの「ヒアリング」や「背景整理」ができないと、AIにも、他士業にも勝てません。

✅ ② 「デジタル」を武器にできる人は、問答無用で有利

行政書士法に“IT努力義務”が加わったとき、多くのベテランはこう言いました。

「うーん…正直パソコン苦手なんだよねぇ」

でも、今から目指すあなたは違う。

Zoom、Googleドキュメント、電子証明、チャット相談、SNS活用…

これらに抵抗がないだけで、もう大きなアドバンテージです。

「オンライン対応できますか?」という質問に、即答で「はい」と言えるだけで、信頼が取れる時代が来ています。

✅ ③ 「特定行政書士」を“当たり前”としてキャリア設計できる人

多くの受験者が「合格してから考える」「余裕ができたらでいいかな」と後回しにする特定行政書士の取得。

しかし、この肩書を持っているかどうかで「扱える案件」が変わる時代が来ています。

つまり、「できないこと」がある人に、顧客が不安を感じる構造になるということ。

今のうちから、「合格したら即、特定を取る前提で動く」。

そんな人だけが、キャリアの軌道修正をスムーズに行えます。

第4章|“勝てる行政書士”になるために、今から取るべき3つの行動

行政書士になりたい。

でも、“なったあと”の自分が何をしているのか、はっきりイメージできない。

そんなふうに感じているのは、あなただけではありません。

そして、ここで立ち止まって考えられる人のほうが、強いと私は思います。

だからこそ今、闇雲に進むのではなく、「合格して終わり」ではない時代の、正しい準備方法を知ってください。

以下の3ステップは、これからの行政書士に求められる視点と行動をセットにした、生き残り戦略です。

✅ ステップ1|「資格を取る前に、“仕事”を知れ」

「行政書士って何するの?」
「書類作成じゃないの?」

もしその程度の理解で勉強を始めたなら、要注意です。

今回の改正で、行政書士の本質は“誰の、どんな問題を、どう解決するか”にシフトしました。

だからこそ、今やるべきは、「自分は、誰の前に立ちたいのか?」を明確にすること。

  • 入管?
  • 相続?
  • 許認可?
  • 中小企業支援?

ジャンルを問わず、「依頼者の顔」が思い浮かぶ領域を探してみてください。

そこが、あなただけの“土俵”になります。

✅ ステップ2|「“特定行政書士”をキャリアの前提に据える」

特定行政書士の取得は任意ですが、“余裕があれば取りたい”資格ではなくなるかもしれません。

なぜなら今後、「できること/できないこと」の線引きを決める肩書きになり得るからです。

つまり、「取るかどうか」ではなく、「いつ取るか」を考えるのが、これからのスタンダード。

  • 合格後すぐ研修を受けられるようにスケジュールを組む
  • 実務経験のための下調べを始めておく
  • 先に制度を理解して、自分が扱いたい業務との接点を整理しておく

合格だけで燃え尽きる受験者と、“先の景色”を見ている人の差はここに出ます。

✅ ステップ3|「“1人でがんばらない”環境に身を置く」

独学、SNS、書籍、動画…行政書士を目指すうえでの情報源は、確かに豊富です。

でも、「迷ったときに、すぐ相談できる誰か」がいますか?

  • 共感してくれる人
  • 同じ方向を向いている人
  • 実務で動いている人
  • 情報を惜しみなく共有できる人

こうした“伴走者”の存在が、キャリアの軌道修正を支えてくれます。

「頼ること」は、甘えではありません。

むしろ、情報爆発時代を生き抜くための“戦略”です。

クロージング|これは“資格の話”じゃない。“あなたの生き方”の話だ

行政書士法が変わりました。

IT対応、特定行政書士、使命の明文化。

話題になるのは、そんな“条文の中身”ばかり。

でも、本当に問われているのはそこじゃない。

「あなたは、誰の役に立てる人間ですか?」
「資格を取って、何を成し遂げたい人ですか?」

という、“生き方の選択”です。


もし今のあなたが、

「安定がほしい」
「とりあえず資格を取って、選択肢を増やしたい」

そんな想いで行政書士を目指しているなら、今回の改正は警告です。

なぜなら、それは“弾かれる側”の発想だから。

反対に、

「自分の力でキャリアを作り直したい」
「家族のために、もう一度人生を建て直したい」
「誰かの力になれる仕事がしたい」

そう本気で願っているなら、この法改正は追い風かもしれません。


YouTubeメンバーシップは、進学費用を集めるために始めた場ではありますが、それ以上に、あなたの“再設計”の伴走者として、私はここにいます。(共犯者、お待ちしています😇)

「行政書士になる」という選択は、通過点。

あなたは、“その先”を見据えられていますか?

未来を変えるのに、遅すぎることなんてありません。

でも、“準備を始めるのが遅い”というだけで、勝負が決まる世界は、確かに存在します。

さあ、次に動くのは、あなたです。

カテゴリー: コラム


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榊原沙奈
(さかきばら さな)
ヲタク行政書士®
やぎ座のO型、平成弐年式
法人設立、事業承継が得意
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