当サイトの一部に広告を含みます。
関連投稿
0|前提
2024年8月、私はひき逃げ事故の被害者となった。
この際、頸椎ヘルニアとなり、約1年の通院治療を経て症状固定。
「首は鍛えられない」
「体幹を鍛えるしかない」
リハビリで世話になった医療従事者から言われたのを機に、自宅トレーニングを開始。10秒で挫折した。
なぜなら、動く度に首が痛んだからだ。
日常動作を楽にしたいのに、元より不調に陥るでは本末転倒である。
そんなわけで、可動域の固定されたマシンを求め、ジムを選んだ。
この際に使用したのは、元々所有していた室内用なわとびでした。
ジム通いの目的
ジムに通う目的は以下の通り。
- 全身の再設計(リビルド)
- 代謝の向上・維持
- 事業のパフォーマンス向上
- ストレス軽減
- 審美性向上≒労働意欲のない脂肪への退職勧奨
私はひとり経営の個人事業主であり、身体機能が事業継続に直結することを文字通り痛いほど知っている。
一言でいうなら、BCPのようなものである。
1|開始初期の誤認
はじめに選んだのは、24時間365日営業のコンビニジムだった。
首に爆弾を抱えているため、干渉しなそうなマシンには「とりあえず全て」触れてみた。
具体的には、以下である。
- ヒップアダクション/ヒップアブダクション
- ロータリートルソー
- チェストプレス
- ラットプルダウン/シーテッドロー
- レッグプレス
- レッグカール/レッグエクステンション
(なんだ、思ったより軽いじゃん)
素人120%榊原沙奈の感想
だが、有酸素は違う。開始5分もしないうちに調子が狂った。
(えっ、吐きそう…)
正しく洗礼を受けた35歳
自分の身体は、想像を上回るポンコツであった。
2|継続フェーズの罠
それからは毎日通った。同じメニューをこなした。
筋肉痛が出る日もあれば、そうでもない日もあった。
問題の有酸素も、何とか20分間漕げるようになった。
だが、全体にバテ気味だった。
今にして思えば、食事が粗末で回復が追い付いていなかったのだとわかる。
3|転機
他会員を見ていた時、自分のフォームを顧みたところ、狙った筋肉にまったく効いていないことを悟る。筋トレマシンは確かに、可動域を固定してくれる。そう、固定してくれるのは可動域であり、フォームではない。
何度か筋トレ動画を視聴するが、自分との差異がわからなかった。
そこで、AIを導入した。
マシンの名前を告げ、使用方法について説明を求めるスタイルが私には最適だった。
フォームを改善すると、驚くほどウェイトは下がった。それまで30㎏以上上がっていた種目も、5㎏で悲鳴を上げる。筋肉痛が出ることも増えた。
(どうすれば回復を早められるか)
考えた末、食生活を改善することにした。ここで用いたのがPFCだ。
4|転機その2(PFC)
PFCは、以下の順に算出する。
- 消費カロリー(TDEE)を出す
- 目的に応じてカロリーを調整
- PFCを割り振る
1.消費カロリー(TDEE)を出す
TDEEの算出式は以下。
TDEE=基礎代謝×活動係数※
※活動係数
- ほぼ動かない:1.2
- 軽い運動(週1〜2):1.4
- 中程度(週3〜5):1.6
- 高頻度(ほぼ毎日):1.8
2.目的に応じてカロリーを調整
| 目的 | カロリー目安 |
|---|---|
| 減量 | -300~500kcal |
| 維持 | そのまま |
| 増量 | +200|400kcal |
3.PFCを割り振る
| PFC | 目安 |
|---|---|
| タンパク質(P) | 体重×1.6~2.2g |
| 脂質(F) | 総カロリーの20~30% |
| 炭水化物(C) | 残り全部 |
重要なことなのだが、PFCはあくまで仮説であり結論ではない。
そのため、一定期間を同じバランスで過ごし、自らの目的と合っているか検証を重ねる必要がある。
5|継続日数とわかったこと
ジム入会から今日まの約7か月間で、通算220日。207日間ジムに通った。
休んだのは13日間、継続率は約94%となる。
ここだけを切り取ると、「継続力がある」と評価できるかもしれないが、実感は異なる。
継続の理由は、意思の強弱に関わらず「設計」によるところが大きい。
- 24時間であること
- 既存の生活導線に組み込めること
- 可動域が固定されたマシンがあること
これらの条件から、行くかどうかを考える余地はなかった。
反対に言えば、環境が崩れると継続は容易く崩れる。
実際、私はジムを辞める。
なぜなら、外部要因がストレスとして蓄積し、「これ以上この環境に投資を続けたくない」という感情が生じた。前提が崩れたのだ。
継続とは、気合や根性で維持するものではない。
「やらない選択を消す設計」の有無で決められる。
ジム通いで得た実務的結論
約200日通って分かったことを、端的にまとめる。
1.フォームがすべて
ウェイト(重量)ではなく、効いている箇所で結果が変わる。
2.回復は食事×睡眠で決まる
トレーニングのみで身体は変えられない。PFCと睡眠の管理必須。
3.有酸素はやりすぎない
やればよいというものではなく、目的と強度の設計が要。
4.環境は成果に直結する
設備よりノイズが少ないことが重要。
5.継続は才能でなく構造
続くか否かは性格でなく、設計の問題。
今後の方針
現在は、ジム依存のリスクを踏まえ、宅トレ環境への移行を進めている。
設備は最低限に絞り、外部要因に左右されない状態を優先する。
トレーニングの目的は変わらない。
6|おわりに
トレーニングは、筋肉をつける目的に限らない。
自分の身体を、自分でコントロールできる状態に戻すための作業である。
ジムという環境は、そのための有効な手段のひとつだった。
だが、手段は固定されるべきではない。
環境が機能しなくなったなら、切り替える。それだけの話だ。
身体は、環境に依存する。
だからこそ、依存先は選ぶ必要がある。
今回のジム通いは、「継続は設計である」という事実を確認する実験でもあった。
結論として、ジムは不要ではない。ただし、必須でもない。
自分にとって最適な環境を再設計し続けること。
それ自体が、トレーニングである。
関連リンク
🔗ジムに行くか悩み続ける人が、いちばん損をしている理由(YouTube)
🔗去年ひき逃げ事故に遭いました|車全損・後遺症・加害者未特定の現実(YouTube)
🔗ジムに行くかどうかを「自分仕様」で決めるための判断ログ(note)

