ジムは必要か?207日通った結論|宅トレ移行とPFC管理の実務ログ

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0|前提

2024年8月、私はひき逃げ事故の被害者となった。
この際、頸椎ヘルニアとなり、約1年の通院治療を経て症状固定。

「首は鍛えられない」
「体幹を鍛えるしかない」

リハビリで世話になった医療従事者から言われたのを機に、自宅トレーニングを開始。10秒で挫折した。

なぜなら、動く度に首が痛んだからだ。
日常動作を楽にしたいのに、元より不調に陥るでは本末転倒である。

そんなわけで、可動域の固定されたマシンを求め、ジムを選んだ。

この際に使用したのは、元々所有していた室内用なわとびでした。

ジム通いの目的

ジムに通う目的は以下の通り。

  • 全身の再設計(リビルド)
  • 代謝の向上・維持
  • 事業のパフォーマンス向上
  • ストレス軽減
  • 審美性向上≒労働意欲のない脂肪への退職勧奨

私はひとり経営の個人事業主であり、身体機能が事業継続に直結することを文字通り痛いほど知っている。

一言でいうなら、BCPのようなものである。

1|開始初期の誤認

はじめに選んだのは、24時間365日営業のコンビニジムだった。

首に爆弾を抱えているため、干渉しなそうなマシンには「とりあえず全て」触れてみた。

具体的には、以下である。

  • ヒップアダクション/ヒップアブダクション
  • ロータリートルソー
  • チェストプレス
  • ラットプルダウン/シーテッドロー
  • レッグプレス
  • レッグカール/レッグエクステンション

(なんだ、思ったより軽いじゃん)

素人120%榊原沙奈の感想

だが、有酸素は違う。開始5分もしないうちに調子が狂った。

(えっ、吐きそう…)

正しく洗礼を受けた35歳

自分の身体は、想像を上回るポンコツであった。

2|継続フェーズの罠

それからは毎日通った。同じメニューをこなした。
筋肉痛が出る日もあれば、そうでもない日もあった。

問題の有酸素も、何とか20分間漕げるようになった。

だが、全体にバテ気味だった。

今にして思えば、食事が粗末で回復が追い付いていなかったのだとわかる。

3|転機

他会員を見ていた時、自分のフォームを顧みたところ、狙った筋肉にまったく効いていないことを悟る。筋トレマシンは確かに、可動域を固定してくれる。そう、固定してくれるのは可動域であり、フォームではない。

何度か筋トレ動画を視聴するが、自分との差異がわからなかった。

そこで、AIを導入した。
マシンの名前を告げ、使用方法について説明を求めるスタイルが私には最適だった。

フォームを改善すると、驚くほどウェイトは下がった。それまで30㎏以上上がっていた種目も、5㎏で悲鳴を上げる。筋肉痛が出ることも増えた。

(どうすれば回復を早められるか)

考えた末、食生活を改善することにした。ここで用いたのがPFCだ。

4|転機その2(PFC)

PFCは、以下の順に算出する。

  1. 消費カロリー(TDEE)を出す
  2. 目的に応じてカロリーを調整
  3. PFCを割り振る

1.消費カロリー(TDEE)を出す

TDEEの算出式は以下。

TDEE=基礎代謝×活動係数※

※活動係数

  • ほぼ動かない:1.2
  • 軽い運動(週1〜2):1.4
  • 中程度(週3〜5):1.6
  • 高頻度(ほぼ毎日):1.8

2.目的に応じてカロリーを調整

目的カロリー目安
減量-300~500kcal
維持そのまま
増量+200|400kcal
目的別カロリー調整の目安

3.PFCを割り振る

PFC目安
タンパク質(P)体重×1.6~2.2g
脂質(F)総カロリーの20~30%
炭水化物(C)残り全部

重要なことなのだが、PFCはあくまで仮説であり結論ではない。

そのため、一定期間を同じバランスで過ごし、自らの目的と合っているか検証を重ねる必要がある。

5|継続日数とわかったこと

ジム入会から今日まの約7か月間で、通算220日。207日間ジムに通った。
休んだのは13日間、継続率は約94%となる。

ここだけを切り取ると、「継続力がある」と評価できるかもしれないが、実感は異なる。

継続の理由は、意思の強弱に関わらず「設計」によるところが大きい。

  • 24時間であること
  • 既存の生活導線に組み込めること
  • 可動域が固定されたマシンがあること

これらの条件から、行くかどうかを考える余地はなかった。

反対に言えば、環境が崩れると継続は容易く崩れる。

実際、私はジムを辞める。

なぜなら、外部要因がストレスとして蓄積し、「これ以上この環境に投資を続けたくない」という感情が生じた。前提が崩れたのだ。

継続とは、気合や根性で維持するものではない。
「やらない選択を消す設計」の有無で決められる。

ジム通いで得た実務的結論

約200日通って分かったことを、端的にまとめる。

1.フォームがすべて

ウェイト(重量)ではなく、効いている箇所で結果が変わる。

2.回復は食事×睡眠で決まる

トレーニングのみで身体は変えられない。PFCと睡眠の管理必須。

3.有酸素はやりすぎない

やればよいというものではなく、目的と強度の設計が要。

4.環境は成果に直結する

設備よりノイズが少ないことが重要。

5.継続は才能でなく構造

続くか否かは性格でなく、設計の問題。

今後の方針

現在は、ジム依存のリスクを踏まえ、宅トレ環境への移行を進めている。

設備は最低限に絞り、外部要因に左右されない状態を優先する。

トレーニングの目的は変わらない。

6|おわりに

トレーニングは、筋肉をつける目的に限らない。
自分の身体を、自分でコントロールできる状態に戻すための作業である。

ジムという環境は、そのための有効な手段のひとつだった。
だが、手段は固定されるべきではない。

環境が機能しなくなったなら、切り替える。それだけの話だ。

身体は、環境に依存する。
だからこそ、依存先は選ぶ必要がある。

今回のジム通いは、「継続は設計である」という事実を確認する実験でもあった。

結論として、ジムは不要ではない。ただし、必須でもない。

自分にとって最適な環境を再設計し続けること。
それ自体が、トレーニングである。

関連リンク

🔗ジムに行くか悩み続ける人が、いちばん損をしている理由(YouTube)
🔗去年ひき逃げ事故に遭いました|車全損・後遺症・加害者未特定の現実(YouTube)

🔗ジムに行くかどうかを「自分仕様」で決めるための判断ログ(note)

初めてのぎっくり腰体験談|36歳の発症から14日間の経過と腰部捻挫の仮説

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はじめに|36歳、初めてのびっくり腰

先日、初めてびっくり腰・・・・・になった。

巷では、「魔女の一撃」などと呼ばれるらしいこの症状。過去に「なにその通称」と鼻で笑った自分をぶってやりたいが、何せびっくり腰。身体を起こすことさえ儘ならないため、相手にしないのが賢明である。

せっかくなので、発症と経過について記す。
こんなもの誰が読むのかと自分でも笑っているが、減るものでもあるまい。

30代・40代、ぎっくり腰未履修のあなたへ。

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🔗大人の生存外科|はじめての方へ(榊原沙奈病院/note)

発症から半日|ただの腰痛だと思っていた

36歳と2か月、初めてのびっくり腰を自覚したのは発症から半日経過してからだった。

はじめは、ひどい腰痛と考え、いつも通り過ごしていたところ、何をやっても痛む。そのため、日常動作の一部に制限をかけなければならない。

そう、動かないわけではない。動くのだ。だからこそ面倒だ。

一定以上の角度に差し掛かった途端、腰、しり、腹、股関節のいずれかに痛みが走るため、動かしたくない。

なぜ、自分の身体なのに儘ならないのか(  ˙-˙  )

榊原、渾身の愚痴

整形外科の受診もよぎるが、あいにく休診日。仮に、診察していても行くかと言われると、行かなかっただろう。

なぜなら、予約から診察、処方箋の受け取りまでの流れがまざまざと想像できるからだ。頸椎ヘルニアで約1年間通い続け、当院の導線、スタッフ、患者層はわかる(※ただし、最後の受診からアプデなし)。長い、つらい、面倒の三重苦。行きたいはずがない。

でも、嫌だ。動きに制限がかかっているのは煩わしい。

そこで、マッサージを受けることにした。こちらも長年通っており、ある程度信頼している。すぐに連絡し、おっかなびっくり向かった。

マッサージという誤判断

結論から言うと、変わらない、または、悪化した。

これは施術者の技術の問題というより、発症直後の腰が炎症フェーズにあったことが大きいと思われる。

動くな、触るな、守るぞ

榊原腰からの警告

にもかかわらず、損傷部位に刺激を加えたことで、原因に一切触れていないうえに、炎症を促進させるに至ったものと推察される。

そもそも、ぎっくり腰に医学的な正式名称はないという。知名度だけならそろそろメジャーデビューを打診されるレベルだが、方向性(原因)がバラバラなため、大手も声をかけられないのかもしれない。

話を戻すが、マッサージ後に一切の緩和がないことでようやく、

まさか、ぎっくり腰では…

と疑い、ネットで諸症状、経過等を確認し、ほぼ間違いないだろうと確信に至った。

つまり、専門医を受診し、検査等を受けて診断を受けているわけではないため、これを読んでいる30代・40代のあなたには、ぜひ、参考にとどめていただきたい。

発症初夜|眠れない

発症初夜、仰向けに寝ただけで腰を中心に体幹が痛むため、眠れなかった。

特に、起き上がる、平面に座る動作が猛烈に痛い。夜中のトイレにて、便座に座る・立つ・排泄後の処理動作も痛い。日中よりも、痛い。

ちなみに、寝るときは「仰向けより痛むほうを上にし、横向き、膝の間にクッション等を入れるのが良い」との記述を複数見かけ、実践した。嘘だった——は言い過ぎだが、私には合わなかった。効く人もいるだろうし、初夜向けではない可能性もある。

一方、痛いほうを下にし、横向き、膝の間ではなく骨盤の下からやや背面寄りにクッションを設置する形が私の最適解だった。

発症2日目|立っていると痛くない

翌日。腰の痛みは相変わらずだが、ゲーミングチェアに座っているときと、直立しているときには痛みがないことを発見した。特に、背もたれに身を預けず、背筋を立てているほうが楽だった。

なぜ、私は立ったまま眠れないのか

そんな疑念が脳裏をかすめたが、嘆いていても仕方がないため、無理のない範囲で日常を過ごした。

痛みの伴った動作を挙げる。

  • 床面に立つ・座る
  • 起きる・寝る
  • 椅子に座る(立つときは痛くない)
  • ひねる
  • 前かがみ
  • しゃがむ
  • 足をあげる(靴下やボトムをはくなど)
  • 運転中の振動

発症3日目|可動域最適化

寝起きの痛みが少し軽くなったものの、痛いものは痛い。

日中の動作は、初日と比べて安定した。痛い・痛くないの加減がわかり、適切で効率の良い可動域を覚えたのかもしれない。

とはいえ、油断は禁物。忍者のように歩き、中腰は避けてスクワットの姿勢、寝違えた時と同じように全身で振り向いて1日を過ごした。

発症4日目|仮説誕生

寝起きは3日目よりさらに軽いが、痛い。しつこい。

特定の動き(捻じる・体重をかける・圧迫する)を除き、普段通りに動けるし、制限も緩和されてきた実感がある。

ここで気づく。

これ、捻挫じゃないか?

腰部捻挫説

本件は、発症の原因がある程度特定できている。

それを踏まえ、別の部位の捻挫との共通項を考える。

  1. 関節の可動域をわずかに越えた
  2. 神経の感度上昇
    → 動くと痛い、押すと痛い、当日は特に痛い
  3. 患部が動かしづらい
  4. 数日で痛みが減少、可動域回復

考えれば考えるほど捻挫に近づく。

なぜ、こんな簡単なことに気づかなかったのか。
ぎっくり腰と捻挫を完全に別のカテゴリに入れていたじゃないか。

世間のぎっくり腰との違い

ここで改めて、世間様の言う”ぎっくり腰”を考えてみる。

  • 発症トリガー:重いものを持つ、急な前屈
  • 発症感覚:「ゴキッ」「バキッ」「ポキッ」
  • 可動性:ほぼ動けない、立てない
  • 生活影響:寝たきりレベル
  • 咳・くしゃみ:激痛が響く
  • 姿勢:前かがみ固定
  • 治療:コルセット・注射
  • 回復速度:1週間~3週間

これらは、椎間板関節を巻き込む、あるいは、急な負荷をかけることでストレスを与えた場合の症状ではなかろうか。

一方、私はどうか。

  • 発症トリガー:日常動作・負荷蓄積
  • 発症感覚:違和感 → 痛み
  • 可動性:動けるが動作に痛みを伴う
  • 生活影響:特定の動作で痛む
  • 咳・くしゃみ:まったく響かない
  • 姿勢:姿勢はとれる
  • 治療:気持ち安静+自然回復
  • 回復速度:数日~1週間(見込み)

つまり、私の症状は腰関節の捻挫と考えるほうが妥当。

関節がびっくりして防御 → 固まったのだろう。

これを踏まえ、私は「びっくり腰」と呼称するに至った。

4日目後半|再発

夕方、再発した。
きっかけは、シンク下の引き出し収納を引いたこと。

ひざを折ってしゃがむ姿勢はまだ痛むため、背中を丸めないようお辞儀の姿勢で臨んだ。ここで軽く腰部を回旋。これが敗因だと推察される。

再発の瞬間は地味だった。

右腰の骨周辺に小さな気泡のようなものがあり、それがずれてはじけたような感覚があったが、その瞬間、痛みもさく裂した。

だが、爆発力に比して静か。”ゴキッ”や”バァンッッ”のような音はない。

私はしばらく動けなくなり、30分後、入浴の際も地獄だった。

脱衣の時点でほとんど詰んでおり、立ったまま洋服が脱げない。仕方がなく、浴槽の淵に腰掛け「えっちらおっちら」脱ぐのだが、体幹が安定せず、下手をすると浴槽側に背中から落ちかねない。この部屋に入居依頼初めて、備え付けの手すりが役に立った。ありがとう、管理会社。

風呂から上がった後も相変わらず地獄であったが、ある程度火照りが冷めたところで消炎鎮痛剤入りの湿布薬(私はモーラステープを使用)を貼った。

参考リンク

🔗モーラステープ(リフェンダLXテープ)|楽天市場

5日目|腰部固定コルセット投入

5日目の朝、相変わらず腰の様子は最悪だった。

起きるのもやっとで、一度横向きとなり、腕立て伏せの要領で軽く上半身を起こし、片膝を曲げて外側に足を広げる形でゆっくりと立ち上がる。

朝食の支度をしながら痛みに耐えかね、以前、整形外科で処方された腰部固定コルセット(マックスベルトme3)の装着を決意した。

ここまで使用しなかったのは、次の理由からだった。

  • 筋肉が落ちる可能性があること
  • 過去に、長期間の頸椎カラー装着※で苦労したこと
  • それなしで動けなくなるのでは、との懸念

結果、予想を裏切られた。とても良い方向に。

つけた瞬間から動きやすくなった。が、痛みがなくなるわけではない点には注意。

この日一日コルセットを着用したまま過ごし、シャワー前に外したが痛みは激減。日常動作への支障は最小限となった。

※頸椎ヘルニア(C4/C5)の既往があり、7か月以上装着。外した後は疲れやすくなり、代償行為が増えたことで姿勢維持等リハビリにかなりの時間を要した。

参考リンク

🔗マックスベルトme3|楽天市場
🔗日本シグマックス(公式販売元)患者向けページ

6日目|様子見

前日に比べ、寝起きの痛みも軽減されていたものの、コルセットは着用。

1日の大部分をデスクワークに充てているが、座る・立つ、歩く動作は”ふつう”にできる。

一方で、前屈や大股歩き、早歩き、骨盤を傾けるような動作は痛い。それと、右の腹直筋・腹斜筋が微細に痛む感覚がある。

コルセットの役割(腰部制動、代わりに体幹全体で支えるよう促すこと)を考えると、納得のいく現象ではある。

以降、9日目までは「動くときのみ」に限定し、コルセットを着用して過ごした。

10日目|コルセットばいばい

随分調子も戻ってきたが、痛みはある。鋭いものではなく、鈍く、煩わしいやつ。

この程度なら大丈夫だろうと考え、外すことにした。

外してから今日(最初の発症から14日目)に至るまで、再発もなく平和に過ごせているところを見ると”私には”最適解だったのだろう。

おわりに

このような些細なログに30分の時間を要したことを悔やむが、誰かの参考になれば幸いである。

ただし、ここに記したのは全て素人の浅知恵。
行けるなら整形外科を受診したほうが回復は早かろう。

現場からは以上だ。

※思考ログや構造分析は動画、メンバーシップ、その他有料コンテンツにて公開しています。

🔗大人の生存外科 榊原沙奈病院(note)
🔗ヲタク行政書士®榊原沙奈チャンネル(YouTube)

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