
著作権は、著作物を創作した人がもつ権利の保護と、著作物の適正な利用を守るための権利です。 本記事では、次のことをお伝えします。
✓ プログラム登録の対象になるのは?
✓ 著作権のプログラム登録をするメリットは?
日常的にプログラミングを行う方には、有用な制度だと思います。
プログラミングとは無縁な私ですが、少しでも役立てていただけるように、わかりやすく解説します💪
気になる方は最後までお付き合いください。
著作権のプログラム登録とは?
著作権のプログラム登録とは、ソフトウェアやプログラムの著作権を保護するために、所定の手続を経て登録することをいいます。
何のひねりもない名m…おっと、だれかきたようだ。
登録の対象になるのは?
プログラム登録の対象になるのは、次の4つです。
1.創作年月日 2.第1発行年月日等 3.実名 4.著作権 |
登録するメリットは?
プログラム登録を受けるメリットは、下記の通りです。

創作年月日とは?
創作年月日は、プログラムが完成した日付のことをいいます。
他の著作物は「第一公表年月日」を登録しますが、プログラムのみ「創作年月日」の登録が認められています。
これは、多くのプログラムは社内利用にとどめ、外部に公表しないことが多いためです。
他者から模範を指摘されたとき、どちらが先に創作したのかを証明しなくてはなりませんので、登録しておくことで客観的な立証が可能となり、円滑で有利な訴訟の進行が期待されます。
閲覧できる?
登録されたプログラムの著作物は、裁判所からの提出命令がない限り閲覧できません。
たとえ本人からの申請でも、閲覧・返却ができず、一般公開や閲覧に供されることもありません。
ただし、登録内容は登録事項記載書類を取得することで閲覧可能です。
バージョンアップした時は
登録したプログラムをバージョンアップした場合、登録時と内容が異なるため、別のプログラム著作物として取り扱われます。
バージョンアップの都度、登録する人もいれば、大規模なアップデート時のみ登録される人もいます。
まとめ
本記事では、著作権のプログラム登録について解説しました。
他人の著作物はルールを守って、互いに気持ちよく利用したいモノですね。
下記に必要な手続等をまとめましたので、あわせてお読みください。
この記事を書いたのは
ヲタク行政書士®榊原沙奈です。