
本記事では、債務整理にかかる費用やメリット・デメリットについて解説します。
債務整理とは
債務整理とは、債務者が返済困難な状況に陥った場合、債権者との間で行う手続きのことをいいます。
下記に、一般的な方法を紹介します。
- 自己破産
- 個人再生
- 任意整理
自己破産
自己破産は、返済能力をなくした債務を面積してもらうための手続きをいいます。
所有する資産を処分して債権者に支払い、払いきれない借金は免除してもらうことで、抱えている借金がすべてなくなる唯一の方法です。
ただし、税金などの滞納金は残ります。
最低限の預貯金、家財道具は手元に残りますので、無一文でホームレス生活を強いられることはありません。
個人再生
個人再生は、裁判所を通じ、債務の再編成や返済計画の策定を行うことで、最大1/10まで債務額を減らすことができます。
自己破産と違い、一定の債務は残ります。
手続き後は定期的に残務を支払う必要があり、継続的な収入と安定した返済が期待できる人でなければ利用できません。
任意整理
任意整理は、債務者と債権者が直接交渉し、借金の減額や支払期限など返済条件の変更について合意を得る手続きです。
自己破産、個人再生との大きな違いは、裁判所を通さないことです。
「任意」とあるように、債務者本人が交渉する債権者を選択でき、ある程度の柔軟な交渉が期待できます。
債務整理のメリットとデメリット
債務整理には、下記のようなメリットとデメリットがあります。

債務整理は法律上、誰でも行うことができます。
しかし、多くの方は弁護士などの専門家に依頼しています。
弁護士に依頼すると、依頼者には一切の督促がなくなり、誰にも知られず債務整理を行うことも可能です。
※一部の手続きは、完了「後」に公表・登録されます。
まとめ
本記事では、債務整理の方法とメリット・デメリットについて解説しました。
債権者と自分の人生に大きな影響を与える手続きですが、本記事が適切な道筋を選択する助けになれば幸いです。
この記事を書いたのは
ヲタク行政書士®榊原沙奈です。