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当ページでは、交通事故で負った損害等で補償を受けるために必要な「交通事故証明書」交付申請の方法、注意点を解説します。
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筆者プロフィール
榊原 沙奈(90′)
榊原行政書士事務所 代表行政書士
やぎ座のO型。趣味は写真を撮ること、神社をめぐること。
交通事故証明書とは
交通事故証明書は、交通事故の事実を確認したことを証明する書類です。
もう少し具体的にいうと、自動車安全運転センター法の定めるところにより、交通事故の当事者が適正な補償を受けられるように、警察から提供された証明資料に基づいて、自動車安全運転センターの都道府県方面事務所長が交付するものをいいます。
交通事故証明書の交付申請ができる人
交通事故証明書の交付申請ができるのは、次の人です。
- 交通事故の加害者
- 交通事故の被害者
- 交通事故証明書の交付を受けることにつき、正当な利益がある人（損害賠償請求県のある親族や保険金の受取人等）
交通事故証明書の発行方法
交通事故証明書の発行方法は、次の通りです。
- ゆうちょ銀行・郵便局での払込
- センター事務所窓口での申込み
- 自動車安全運転センターホームページからの申込み
1.ゆうちょ銀行・郵便局での払込
ゆうちょ銀行・郵便局で申込みする場合、交通事故証明書申込用紙（払込取扱票および振替振込請求書兼受領書）は、安全運転センター事務所、警察署、交番および駐在所に備え付けられています。
証明書申込用紙の記入例に従い、必要事項を記入し、最寄りのゆうちょ銀行・郵便局にて手数料を添えて申し込むことが出来ます。
交付手数料は、1通800円（消費税非課税）+払込料金です。
申し込んだ証明書は、申請者の住所または郵送希望欄（通信欄）に記入する住所に郵送されます。
2.センター事務所窓口での申込みでの申込み
自動車安全運転センター事務所の窓口で申し込む場合、窓口申請用紙に必要事項を記入し、手数料を添えて提出します。
交通事故資料が警察署等から届いている場合、原則、交通事故証明書は即日交付されます。（※他府県での事故は、後日郵送になります。）
届いていない場合には、後日、申請者の住所または郵送希望の宛先に郵送されます。
3.自動車安全運転センターホームページからの申込み
自動車安全運転センターホームページから申し込む場合、下記のリンクをご覧ください。
センターホームページから申請する場合、次の点に注意しましょう。
- 警察に届出ていない交通事故の証明書は申請不可
- 交通事故の当事者本人以外は申請不可
- 事故発生時に警察に届出た住所から変更のない人のみ可
- 交付手数料の支払は、コンビニ、金融機関のPay-easy及びネットバンクから可
- 交付手数料は1通800円（消費税非課税）+払込手数料132円/通（Pay-easy等、金融機関からの支払は、各機関の定める費用も加算される可能性アリ）
- 払込手数料の返金は非対応
- 手数料等の支払期限は7日以内
支払期限を過ぎると、申請はキャンセル扱いとなります。
交通事故証明書発行申請 注意点
交通事故証明書の発行申請の際、どの方法を選んでも手数料がかかります。
手数料は回数ではなく、申請する通数にかかるものなので、1度の申請でかかる手数料は変動することになります。
交通事故証明書交付までの日数
交通事故証明書の発行申請から交付まで、最も早いのは自動車安全センター窓口です。
この場合、警察署等から交通事故に関する資料等が届いていれば即日交付となりますが、他府県での事故は後日の郵送です。
ゆうちょ銀行・郵便局、インターネット申請の場合、申請から、または、手数料の払い込みから10日前後での郵送です。
交通事故証明書に申請期限はある？
交通事故証明書の交付申請は、人身事故では発生から5年、物損（自損）事故では発生から3年以内に行う必要があります。
交通事故証明書の申請方法 まとめ
当ページでは、交通事故証明書の交付申請について解説しました。
