当サイトの一部に広告を含みます。
※このページは日本語で書かれています。
▶ For English version: Click here
▶ Version française : Cliquez ici
神社での写真・動画撮影にあたり、『許可が必要か?』と迷う方も多いのではないでしょうか。
当ページでは、神社での撮影に関する基本ルールと例外、SNS投稿時の注意点やマナーについて、わかりやすく解説します。
Contents
関連投稿
🎧 Spotifyで音声配信中:神社での撮影、ほんとに自由?SNS投稿・信仰心・わたしの祭壇の話
【原則】神社での撮影に許可は不要
法律上、神社境内での写真・動画撮影に関し特別な規定はありません。そのため、個人利用・記念撮影の範囲であれば、原則として許可は不要です。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 社家(神職の住居)や庫裡(くり)など、私有地にあたるエリアでの無断撮影
- 順路外への侵入
こうした行為はマナー違反となりかねません。案内表示や立入り制限に注意しましょう。
【例外】許可が必要なケース
以下に該当する場合、事前に神社側の許可を得る必要があります。
- 神社ごとの独自ルールがある場合
- 商業利用・公開目的の撮影
- イベント中の撮影
1. 神社独自ごとの独自ルールがある場合
神社はそれぞれ、独立して運営されています。
そのため、撮影に関する独自の規則や制限が設けられている場合があります。
- 境内全体で撮影禁止
- 本殿・神事中の撮影禁止
- 撮影許可申請の義務 など
公式サイトや掲示物で確認するか、神職の方に尋ねましょう。
2. 商業利用・公開目的の撮影
YouTubeやInstagram、ブログ等で広告収益を得る前提の撮影は『商用利用』に該当する可能性が高いです。
- 動画を公開して広告収益を得る
- 商品・サービス紹介を目的とした撮影
- 写真販売(ストックフォト等)
これらの目的がある場合は、あらかじめ神社に確認・申請しておくのが安心です。
2-1. プロカメラマンによる撮影も注意
外注カメラマンに依頼する場合も、許可が必要なことがあります。
『プロだから申請しておいてくれるだろう』と思い込まず、契約時に申請の役割分担を明確にしておくと安心です。
3. イベント中の撮影
祭礼や催し物など、イベント開催時は通常より厳格な制限が設けられることがあります。
- 混雑による通行妨害の懸念
- 参加者の肖像権配慮
平常時は撮影自由でも、イベント時には撮影許可が求められるケースがあるため、事前確認を行いましょう。
撮影前に心がけたいマナー
撮影可能であっても、以下のマナーを守ることが大切です。
- 撮影禁止エリアには立ち入らない
- 三脚・自撮り棒を使用を控える
- 個人情報・肖像権への配慮
1. 撮影禁止エリアには立入らない
本殿は撮影禁止とされることが多く、案内表示を見逃さないよう注意しましょう。
御霊やご神体への敬意から撮影が制限されることもあります。
2. 三脚・自撮り棒の使用を避ける
三脚や自撮り棒は周囲の通行を妨げたり、事故のもとになる可能性があります。
神聖な場であることを踏まえ、機材使用は慎重に判断しましょう。
3. 個人情報・肖像権に配慮する
撮影の際、他人の顔・絵馬の記載内容・車のナンバーなど、個人が特定できる情報が写り込むことがあります。そのため、以下の対策をオススメします。
- モザイクやぼかし処理
- 撮影前の口頭での了承取り付け
写真・動画の販売や投稿は慎重に
神社で撮影した写真や動画を販売したり、広く公開する場合は要注意です。
- 撮影物に著作物が含まれる場合、著作権侵害になる可能性あり
- 無許可での商用販売により、損害賠償を請求されるリスクも
あらかじめ撮影許可を得ている場合を除き、販売や配信前に必ず確認を行うようにしましょう。
まとめ:神社での撮影、まずは『確認』と『配慮』が基本
- 原則、個人利用目的であれば許可は不要
- 商用・イベント・独自規則がある場合は要確認
- マナーと配慮を忘れず、安全かつ誠意をもって撮影を
大切な場での記録が、他人への配慮を欠く行動にならないよう、丁寧な姿勢で臨みましょう。